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髪の毛の事2

僕が髪の毛にこだわっていた理由は、何も中学校の時に丸坊主にさせられていたからだけではない。もっと深刻な理由があった。何かいうと、その頃すでに父親が剥げていたからである。(お父さんごめんなさい!)そんな事言ったって仕方がないのだけれども、中学、高校の頃のナイーブなティーンの頃は、自分自身が剥げないかどうか、もう心配で心配で仕方がなかったのだ。

そんな息子の心中を察してか、「重雄さんみたいになったら大変!」って思ったのか、母親が育毛剤を買って来てくれたのは、何時の事だっただろうか?とにかく僕は、中学の頃から育毛剤の愛用者である。おかしいのが、丸坊主にしていた中学の頃から育毛剤を使っていた事である。たんなるアホというか、「お前そんなに心配しとったら剥げるぞ!このハゲ!」というか、もう末期的心配症候群を患っていた僕だった。

まぁお陰様で、育毛剤どころかシャンプー・リンスまでに気を配って生きて来たお陰で、今のところ僕の髪は健康そのものである。

追記
父親には本当に色々と感謝しています。髪の毛が薄いのは、息子が心配ばっかりかけるからなのでしょう。

2/4/99

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