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人との付き合いについて

僕が理想としている付き合いは、お互いを向上する事ができる関係である。それは相手が男だろうが女だろうが、犬だろうが猿だろうが関係ない。言ってしまえばシビアだけれども、一緒にいて堕落してしまう仲は嫌である。だから相手の事を尊敬していたいし、僕も相手に対して、何か刺激を与えることができるようにと頑張っていきたい。

その点で僕はいい友人に恵まれたと思っている。昔からの友達もそうだし、アメリカに来てからの友達もそうだ。僕は初対面でいきなり、誰に対してでもうまく喋ることができるってタイプじゃないから、特別友達が多いって訳じゃないけれど、一度解かり合ったら、なかなかいい友達になれると思っている。

で、人の特性についてのエッセイについて、友人トリトリ(ホームページ)から

「短所に三分目しか目をつけない」ということが現在の社会秩序の崩壊につながっているのではないでしょうか。山ちゃんが提起した「礼儀の崩壊」の問題は、むしろ「長所」ばかりを見て「短所」を黙認してきた社会から発生した問題ではないのかと思います。「礼儀」の問題を考える上では、「短所」に目を向けることが必要だと思うのですがどうでしょう。
という、なかなか手痛い感想を貰った。まず「やってくれるはこやつ!」と思って、次に「ああ、でもこういうのを話し合えるのっていいなぁ」って思った。こうやって意見を交わす事によって、まだ未熟な僕も少しづつ向上できるのである。

で、僕の意見だけれど、確かに短所に目を向けないってのは、相手を向上させる上で問題だと思う。相手の悪い面を指摘しなかったら、いつまでたっても相手は悪いままだからである。それではいくら相手の良い面を誉めて仲良くしていたって、それは表面的な仲良さであって、本質的な友情ではないと思う。短所を指摘して、それを改善していこうとする事も確かに大切だと思う。

ただ、僕が人の特性についてのエッセイで一番言いたかった事は、人の良さをもっと理解しようと努力する事が大切じゃないかって事。忙しい生活の中で、周りの人の悪い面が目立ってしまう事もあるかもしれないけれど、ふと相手の良い面を考えてみて、そしてその人を思いやる気持ちを持つことで、僕達はもっと穏やかな気持ちを持つ事が出来るのじゃないでしょうか?みんながそうする事で、さらに社会は良くなるのではないかなって事です。何故ならみんな、人に誇れるほどの良い面を持っているから。短絡かなぁ?でも、これは僕自身への戒めとして覚えておきたいなぁって事です。

とにかく、トリトリどうも有難う。皆さんも是非、意見、批判、感想など、色々ゲストブックかメールで送って下さい。そして世の中の事を、一緒にもっと考えることができたらいいなと思います。
 

2/4/99

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