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グミベアーのこと

グミベアーが好きである。「なんじゃそれ?」って言う人の為に、もし原田宗典が説明するとしたら、「要するにグミがベアーなのであって、あるいはベアーがグミなのである」と言うだろう。「もう少しわかりやすく説明しろ、この馬鹿!」って言う人の為に説明すると、グミベアーとは、熊の形をしたグミキャンディーで、クオリティーの高いグミベアーは、とてもフルーティーなのである。どうやら、もともとはドイツのキャンディーらしい。それがアメリカでも、確固たる地位を占めていて、中には「グミベアーがないと勉強できないもんね」とか、「グミベアーがないとぐれちゃうぞコラ!」という人もいるくらいである。まあ、その内の一人が僕なんだけど・・・。

しかし何故、ベアーなのだろう?グミドッグや、グミキャット、あるいはグミマントヒヒや、グミクリントンなんていうのがあってもいいのに、主流はグミベアーである。僅かに確認されているのに、グミワーム(虫)と、グミダイナサウル(恐竜)があるが、やはり主流はグミベアーである。

理由として考えられるのが、作りやすい形にあると思う。おそらくグミベアー工場には、熊の形をした機械があって、それでバッコンバッコン大量生産しているのだろう。そして何より、その愛らしい形が、ベアーをグミの王様にしている理由だろう。僕なんか、その愛らしいグミベアーを見ていると、「むふ、可愛いやつめ」と、思わず微笑んでしまう。そしておそらく、多くのグミベアー愛好家も、そう感じているのだろう。

1/12/99

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